《開催報告》とうほくNPOフォーラムin南相馬2020

御礼・開催報告

とうほくNPOフォーラムin南相馬2020

  • 日  時 2021年5月26日(水)11:00~18:00
  • 会  場 ZOOMウェビナーによる配信
  • 参加人数 117名
  • メディア掲載 福島民報

御礼

 この度は「とうほくNPOフォーラムin南相馬2020」にご参加いただき誠にありがとうございました。本フォーラムは2018年度宮城県気仙沼市、2019年度岩手県陸前高田市に続き3回目の開催となります。2020年度は福島県南相馬市にて開催を予定しておりましたがコロナ禍の状況により現地に集合する事を断念し完全オンラインでの開催とさせていただきました。不慣れなためご迷惑をおかけする場面もございましたが、実行委員、登壇者のみなさまと共に一丸となって準備を進め無事に開催する事が出来ました。
 今後もみなさまからいただきました貴重なご意見やメッセージを励みに活動を継続できる様、努めたいと思います。

とうほくNPOフォーラムin南相馬2020実行委員会一同

とうほくNPOフォーラムin南相馬2020実行委員会集合写真

 

ご参加頂いた皆様からのメッセージ(参加者アンケートより)

  • 初めての参加です。どのセクションも興味深く、あっという間の時間でした。実際に南相馬で開催されていれば、参加できなかったと思うので、これはこれでよかったのかなと思います。ありがとうございました。
  • 実行委員会のみなさま、本当におつかれさまでした。新型コロナウイルス対策でオンライン開催になりましたが、密度の濃い内容でした。 拍手を送れないのが残念ですが、画面越しに盛大な拍手をおくります。 いろいろな登場人物がいる新たなコミュニティづくりに未来を感じました!
  • 今回のフォーラムに参加して、東日本大震災後におけるNPOの役割を改めて知ることができた。またNPOと行政、地縁組織、企業、現地の方々とがどのようにして繋がるべきか、そのヒントを得ることができたと思う。私自身は現在、地域おこし協力隊として活動しているが、お話を聞かせてもらって共感する部分もあれば、新たに知って刺激を受けたところもあった。とても貴重な機会となったので、これからも積極的に参加させてもらえたらと思っている。
  • 完全オンラインということで、企画、準備段階から大変なご苦労があったかと思います。ですが、私は最初から最後まで視聴できましたし、とても素晴らしい進行でした。どのセクションも、画面越しであっても「その人らしさ」が伝わる、活動している情景が思い浮かぶようなテンポの良いディスカッションで、共感や新たな気づきを得られました。今一度足元をよく見て周りを見わたしてみようと思います
  • 毎年開催してください。 福島第一原発事故と関係しているNPOの話を聞きたい。
  • 今後の活動への沢山のヒントを頂戴しました。

 

各セクションまとめ報告

Section 0 《基調講演》岡本全勝 氏 復興のプロセスから見た地域の未来

元復興庁事務次官の岡本全勝さんをお招きし、「復興のプロセスから見た地域の未来」をテーマにお話いただきました。

    Section 1《NPOと地縁組織》出会って変わったこと、変わらなかったこと。

    震災という大きな社会的インパクトをきっかけとして、地縁組織とNPOの出会いが多くの地域で生まれました。中には、お互いを補完し合う関係を作り上げることができた地域も出てきています。一方でNPOと地縁組織が各々地域課題に取り組んでいる地域もまだ多くあります。
    震災から10年が経つ今、NPOと地縁組織はどのような関係性を築いていくことが、よりよい地域課題の解決につながるのか、この10年の経験から議論を行いました。

    Section 2《NPOと行政》関わりをどう活かすか ~役割と可能性~

    東日本大震災の被災地域は広域にわたり、地震・津波・原発事故等よる被害や影響は地域により様々です。震災初期からこれまでの復興の過程において、地域課題に向き合うNPOと行政の関係性はどう変化してきたのでしょうか。異なる課題を抱えるそれぞれの地域の実例を紐解きながら、これからのNPOと行政のかかわり方を探りました。

    Section 3《NPOと地域》持続的な協働をめざして

    復興の中で地域の課題解決の担い手はNPO、行政、企業、地縁組織、市民など多様化し、その役割も社会とともに変化してきています。セクターを越えた連携の枠組みがつくられていますが、持続的に連動するには至っていません。本分科会では、地域の課題解決に必要な主体と役割は何かを探ることを通して、この先の地域のあり方を考えました。

    Section 4《クロージング》携の先に期待するもの

    NPOフォーラム全体のまとめとして各Sectionのふり返りを行いました。
    また、武田薬品工業株式会社の吹田氏をゲストに迎え、企業から見たNPOといった論点や、企業とNPOの連携、協働について。といった分野まで話が及びました。


    主 催 者  
      《NPOサポートリンク》とうほくNPOフォーラムin南相馬2020 実行委員会

    (構成団体)
    (特非)おおふなと市民活動センター/ (特非)陸前高田まちづくり協働センター/
    (特非)いわてNPOフォーラム21/ (特非)いわて連携復興センター/
    (一社)気仙沼まちづくり支援センター/気仙沼まち大学運営協議会/
    (特非)いしのまきNPOセンター/ (一社)東北圏地域づくりコンソーシアム/
      多賀城市市民活動サポートセンター/ (特非)せんだい・みやぎNPOセンター/
    (特非)杜の伝言板ゆるる/南相馬市市民活動サポートセンター/
    (特非)ふくしまNPOネットワークセンター

    (事務局)
    (特非)アットマークリアスNPOサポートセンター
    (特非)日本NPOセンター

    後  援   南相馬市・岩手県・宮城県・福島県・復興庁・内閣府(依頼中)
    協  力   武田薬品工業株式会社


    本事業は、「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」自主連携事業の一環として日本NPOセンターとアットマクリアスNPOサポートセンターが実施しています。