インターネットdeかだってのある、青葉公園商店街の先に石応禅寺(通称:石応寺)というお寺が
あります。そこに、いつの間にか山門の手前に、黒光りした真新しい、大きな碑が建てられていました。
よく見てみると 『慰霊碑 平成二十三年三月十一日當寺壇信徒大海嘯犠牲者』 と書かれていて、
左右の碑に、243人の名前が刻まれていました。何気なく見に行ったのでちょっとビックリしてしまいました。
早速、お寺の事務所を訪ねたところ、都築(つづき)住職が快く対応してくださいました。そして、
あの慰霊碑は先月の18日に建てられ、昨年の震災で亡くなられた方々のご供養になればと思い
お寺が、独自に建てたそうです。
お話を聞いて、更に驚いたのは、昔からあって特に記述の無い上の写真のお地蔵様でした。
それは、今から100年以上前の明治三陸地震(1896年)の犠牲者の為のお地蔵様と
いう事を教えられ、全く知りませんでしたのでビックリしてしまいました。
都築住職のお知り合いも犠牲となり、言葉ではいい表せない。このお寺を訪れた人が
最初に目につくように、一番目立つところに建てたという事です。
日々の仕事に追われ、震災の記憶が少々薄れかけてきた今日ですが、
改めまして、犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。