【基金の背景】

どんな環境にある子どもにも、可能性や能力が最大限に育まれる社会を作ることが大人世代の使命です。しかし現実には、日本における子どもの貧困は深刻化しており、7人に1人(※1)の子どもが経済的に困難な状況で暮らしているといわれています。「子どもの貧困」を取り巻く問題は多数指摘されており、読み書き等の基礎学力を身につける学習機会だけでなく、体験機会の差もその一つです。子どもたちは、様々な体験を通じて、自己肯定感、創造性、好奇心や自立心などの非認知能力を育みますが、経済的に困難な状況にいる子どもたちにおいては、十分な体験機会が得られません。その結果、非認知能力が育ちにくい可能性があり、将来的には、自身のキャリアを描きづらかったり、考えにくい状況があるといえます。

「感動体験支援基金」は、2022年3月に平井一夫氏により弊財団に創設されました。
本基金では、経済的に困難、または、様々な課題に直面する子どもたちに体験機会を”感動体験”を支援提供することによって、将来的には子どもたちが様々な生き方・働き方を知り、自らの人生を自分自身で切り開く力を得て、将来的な貧困状態の解消と世代連鎖を断ち切ることを支援するものです。
なお、本基金の運営は平井氏が代表理事を務める一般社団法人プロジェクト希望と連携し、実施します。

※1 17歳以下の子どもの相対的貧困率は13.5% (厚生労働省 「2019年 国民生活基礎調査」より)

支援対象

・NPO法人、一般社団法人、社会福祉法人、公益法人などの非営利組織を対象とします。

 ※法人格の有無は問いません(任意団体も可)

 ※国、地方自治体、宗教法人、個人、営利を目的とした株式会社・有限会社、趣旨や活動が政治・宗教・思想・営利などの目的に偏る団体は除きます。

・助成金は、経済的に困難な状況下にある子どもに対する"感動体験"の提供にかかる費用を対象とします。

・本基金では、応募団体がメインに捉える受益者が国内の18歳までの子どもを対象としていることを想定しています。また、外国にルーツがあったり、障がいを持っていたりするなどのマイノリティーな社会課題を併せ持った子どもたちへの支援も歓迎します。

 

支援内容

・1件あたり150万円を上限とする助成金支援(申請内容によって、申請金額を査定させていただく可能性があります)

・単年度の助成。

・平井一夫氏による子ども達(受益者)に対する「平井一夫のKANDO教室(仮)」の実施支援

 ※「平井一夫の KANDO 教室(仮)」の詳細は、採択決定後に一般社団法人プロジェクト希望との協議の上、内容を決定します。同社団代表理事・平井一夫氏による子ども達(受益者)に対する、キャリア教育につながるような対話、講演等を想定していますが、助成対象団体の申請事業や受益者の性質に合わせて実施内容・方法等を企画します。

 

【公募期間】

・74日(火)~731日(月)17:00まで

 

基金の詳細、ご応募についてはこちら

https://www.public.or.jp/project/f0166

※本基金は、協働団体:一般社団法人プロジェクト希望、基金運営:公益財団法人パブリックリソース財団、で運営しております。

 

【お問い合わせ】

公益財団法人 パブリックリソース財団

104-0043 中央区湊2-16-25 202

Phone: 03-5540-6256 Fax: 03-5540-1030

https://www.public.or.jp

E-mail: center@public.or.jp

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