2025年度日本郵便年賀寄付金助成事業 「福祉のデジタル化」から、これからの地域を考える ~現場から学んだ課題とヒント~

2025年12月9日夜、みんなの家・かだってにて、第2回「福祉のデジタル化勉強会」を開催しました。今回の勉強会は、福祉の現場を十分に知らないままデジタル化を考えるのではなく、まずは現場のリアルを知ることを大切にしたいという思いから企画したものです。当日は、福祉現場で活動されている2名のゲストをお迎えし、日々の実践の中で感じている課題や工夫についてお話をうかがいながら、デジタル活用の可能性について学びました。

勉強会では、元・黒部市社会福祉協議会職員で、現在はスマートふくしラボで活動されている小柴さんに、お話の内容を分かりやすく整理していただきながら進めました。

当日は、福祉と防災のデジタル化アンケートの結果も共有しながら、釜石の地域課題や、これからの地域づくりについて考えました。アンケートからは、「福祉の困りごとを誰に相談したらよいかわからない」「必要な情報が十分に届いていない」といった声がある一方で、事業者側では、デジタルツールが業務の効率化に役立つ反面、費用や体制面、スキル差などが活用の課題になっていることも見えてきました。

また、ゲストのお話からは、福祉の現場では一つの事業所だけで完結するのではなく、医療・介護・地域の関係者など、多くの立場との連携が欠かせないことを改めて学びました。デジタル化は単なる効率化だけではなく、支援する側・支援を受ける側の双方にとって、よりよい仕組みをつくるための手段として考えていくことの大切さを共有する時間となりました。

今回の勉強会のポイント

■ まずは福祉の現場を知ることの大切さ

今回の勉強会では、デジタル活用の方法だけを先に考えるのではなく、現場でどのような課題があり、どのような工夫が行われているのかを知ることを大切にしました。現場の実情をふまえて考えることの重要性を改めて感じました。

■ 必要な人に情報が届くことの大切さ

情報は発信されていても、必要な人に分かりやすく届く形になっているかが重要であることを確認しました。福祉や防災の情報は、必要になった時にすぐ相談や行動につながることが大切です。

■ 福祉の現場では「連携」が重要であること

福祉の現場では、医療・介護・地域の関係者など、さまざまな立場との連携が欠かせません。その中で、情報共有の方法や伝え方が大切であることを学びました。

■ デジタル活用は地域づくりにもつながること

勉強会の中では、地域の福祉事業所や相談窓口を分かりやすく見える化するアイデアも紹介されました。デジタルを活用しながら、多様な立場の人たちがつながることで、より安心して暮らせる地域づくりにつながる可能性を感じました。

今回の勉強会は、福祉の現場から学び、地域のこれからを考える貴重な機会となりました。今後も、こうした学びの場を重ねながら、地域に合った形でのデジタル活用やつながりづくりを考えていきます。

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