10月7日(木)NPOってなんだろう。今だからこそのNPO講座5回目、
今回はNPO法人の設立と手続き、そして運営のポイント(パート1)を開催しました。
参加者は釜石市、大船渡市、陸前高田市のNPOのみなさんです。
釜石市、大船渡市、陸前高田市は東日本大震災をきっかけに多くのNPO法人が立ち上がり活動を始めた地域です。これはこの3地域だけではなく岩手県・宮城県・福島県の沿岸地域で活動するNPO法人の特徴かもしれません。東日本大震災発災後すぐにでも法人格を持ち活動したい状況にあったため、一般的なNPO法人設立までのプロセス(個人の想い→グループ(共感した仲間)→任意団体(ルールを決めて活動)→法人)を踏んでいない団体が多いと思われます。
10年経った今、改めて設立までの流れや定款作成のポイント、所轄庁の確認、申請書類の準備、設立登記の申請、登記完了後の届け出といったところを学ぶことでご自身が所属しているNPO法人を理解し、今後の団体運営や活動に活かしていただけたらと思い開催しました。
講座終了後のアンケートではNPO法人の理解が深まったとの感想をいただいた一方で「その他の事業」と「収益事業」とはその違いについて少し難しかったとの感想もあり、今後も講座の必要性を感じました。また、次回の《経営について》みなさんに伺ったところ「事務局体制の整備」「継続的な事業展開」「財政面の自立」に興味・関心が高い事がわかりましたので講座に取り入れたいと思います。
※この事業はファーウエイ東日本大震災IT支援プロジェクトの助成を受けアットマークリアスNPOサポートセンター、おおふなと市民活動センター、陸前高田まちづくり協働センターの3団体(NPOサポートリンク:i-ブランチ)が協力し実施しています。