3月23日(月)、「みんなの家 かだって」において復興カフェ第15弾かだって×語って
~未来のまちをぼくらが創る~ 子ども街づくりくらぶ活動報告会が開催されました。
ゲストスピーカーは昨年5月の復興カフェにもお招きした復興庁上席政策調査官の田村 太郎さんです。
前半はこの1年間の活動目標であった「釜石市に提言書提出」について、無事に提出出来た事、
そして21日に提言書への回答を頂いた事をアンケートに協力してくれたクラスメイトと
アドバイスを頂いた田村さんに報告を行いました。
報告会ではクラスメイトにアンケートに至るまで、自分達がこの1年間どの様な活動を行ってきたのか
写真や勉強資料を使って出来るだけわ分かりやすく説明しました。
次に21日の釜石市からの回答についてチームごとに発表を行いました。
【通学路の街灯について】
【避難看板について】
【運動場について】
休憩を挟んで田村さんから復興庁上席政策調査官のお仕事についてお話を伺いました。
クラスメイトのみなさんは、復興について感心はあるものの自分から情報を積極的に
入手するという事があまりなかったようで、今回参加してよかったと話てくれました。
田村さんから「提出した提言書には、今、自分達が困っていることについて書かれていたけれど、
未来を予測して何にがどのくらい必要か、全体像を分かりやすく伝える事が必要です。
次のステップとして震災前からの課題であった人口減少という問題が釜石にも迫ってくる。
地域の人はもちろん、地域外の人を釜石に連れてくるにはどうしたらいいのかを考える事が必要です。」
とのアドバイスを頂きました。
また、運動場についての釜石市の回答について「我慢しろと言われて我慢できるのかなぁ?」
という田村さんの問いかけにみんな考え込んでしまいました。
田村さんは神戸市にある《みなとのもり公園(神戸震災復興記念)》について
事例として紹介してくれました。
運営の主体が市民であり、公園を使用する若者が検討段階から関わっていた事や
検討会から開園するまでに10年の歳月がかかっている事などをお話頂きました。
「今から検討して10年後君たちは何歳だ。」
この問いかけに子ども達は無言になってしまいました。
サブテーマである「未来のまちはぼくらが創る」そのものです。
- この1年間を通して、彼らは多くの事を学びました。
- 目標に向かってメンバーみんなで頑張ること
- 本気で取り組むと協力してくれる人たちがいるということ
- 思いを伝えることの大切さ
今後、どのような活動を展開していくのか新年度を迎えてからみんなで協議したいと思います。