今月に入って21日、25日、29日と3回にわたって「株式会社リクルート」さんの被災地社員研修のお手伝いをしました。
@リアスNPOとリクルートさんとで協働事業の相談をしていることがきっかけで企画がスタートしたのですが、実現までには紆余曲折がありました。
我々としては、被災地の現状を忘れられないようにいろいろな方に現地においで頂いてありのままを見てほしいという気持ちがある一方で、被災地の住民感情を考えると、観光気分で被災地に足を踏み入れられるのもどうだろうか。という気持ちもありました。
リクルートさんもその辺は承知していただいておりましたので、時期をいつにするのか、どのような形で視察を行うのがよいか、を含めて真摯に調整を重ねてくださいました。
視察ルートは一関現地集合→大船渡→釜石・大槌→遠野(泊)→帰京 という強行スケジュール。
途中、現地の方々に被災地の現状を聞く時間を設けながらの行程です。
私の他にもう一人大槌出身のスタッフがバスに乗り込んでガイド役をすることになり、窓から見える現実をつたないながらも解説をするのですが、参加されている皆さんは一様に真剣なまなざしでその光景に見入っていました。

大槌町吉里吉里周辺

@Riasスタッフ。大槌出身の赤崎です。

大槌を過ぎて四十八坂でトイレ休憩。バスを降りると皆さんから、被災地の事についての質問が次々と投げかけられます。
やはり、報道で目にするのと実際に自分の目で見るのとでは違うんだなあと実感しました。
左側のお二人の目線の先には

ウミネコの繁殖地で有名な三貫島です。
「素敵な景色としての海と、甚大な被害を及ぼした海。どちらも同じ海なのに。。という複雑な思いがここにはありますね。」
とどなたかがおっしゃっていたのが印象的でした。
釜石へ戻る車中では、被災地にいる者として「配慮は必要だけど、遠慮はいらない」というお話をさせていただきました。
被災地では、これからも様々な方からのご支援やご協力なしに復興は難しいと思います。
ただ、ご支援を申し出てくださる方々には「被災地のニーズにこたえることが支援である。」と考えておられる方が多いように思います。
復旧やレスキューといった被災者のための支援はもちろんその通りだと思いますが、復興へむけて立ち上がろうとする者に対してはそうとは限りません。
企業や団体の専門性や強みを生かした支援策を前面に出しても良いはずです。
そのCSR(社会貢献活動)が次におこる大規模災害のためのシュミレーションであっても良いはずです。
その観点でなら、私たちは今後も企業の被災地研修のお手伝いをしようと考えています。
※文中の意図はあくまで私見です。被災地を代表する意見ではございませんのでご了承ください。