《足紋》自分が自分であるコトを証明。

自分が間違いなく自分だという証明をするもの。と言われて何を思い浮かべますか?

運転免許証、パスポート、保険証、マイナンバーカード、、、。
免許証やパスポートの場合は顔写真が写っているのでまだ良いけれど、写真が無いものの場合は本当に本人かどうかの確認や証明は難しいですよね。。。

もしも、それらを持たない状況で交通事故に遭ったり、突然の病気などで倒れた場合、その人がどこの誰なのかを特定することは非常に難しいですよね。

では、最近は毎年のように起きている大規模災害の場合はどうでしょうか。

私も経験した東日本大震災を例にしてお話しすると、、
津波で犠牲になった方は、着の身着のままで収容されることが大半です。
ポケットに免許証が入っていた等の場合を除けば御遺体だけでの身元確認は難しいのが現実です。
実際、私自身も遺体安置所に何日も通い、家族を探した経験がありますが、基本的には遺族が直接御遺体と対面の方法で確認を行うのが通常です。

ただし、お顔や体に怪我をしてい場合もありますし、夏場であれば日にちが経過するごとに御遺体の傷みも進みますので遺族であってもその判断は難しくなります。。。

そうなると、身元を確認すると言って思いつくのは、指紋、歯形、DNA鑑定などの科学的鑑定でしょうか。
でも、指紋照合やDNA鑑定の場合は照合すべき相手側(日記や手帖、櫛やブラシなど亡くなった方の所持品)が流されている場合がほとんどで、それは歯形(歯科医院のカルテ)についても同様です。また最近は少子化や単身者の増加で親族からのDNA検体が期待できない場合も増加傾向にあります。。。

そこで「足紋」です。


前置きが長くなりましたが、お世話になっている知人から連絡がありまして「災害支援をしているNPOの皆さんから意見を伺いたい」とのことで「足紋」についての資料が送られてきたというわけです。

それらの資料はPDFで添付しますので是非ご覧頂きたいと思うのですが、私は単純に「自分が自分であるコトを証明するデータをもしものために用意しておく」事は今後必要になるだろうと思いました。
データの管理や収集の方法などについては「最善が何か」を検討している最中とのことですから、興味を持って頂いた皆さんで議論するのが良いのかもしれませんね。

イメージ的にはお相撲さんの手形色紙みたいな感じですから、採取したシートを家族に渡しておくとか、自宅ではないどこかに預けておくとかすれば、いつ遭遇するか分らない災害や事故等の備えになると思いますし、それ以外の分野でも活用の幅は広がっていくと考えます。

防災の取り組みを行っているNPOの皆さんはもちろん、高齢者支援、子供子育て支援など社会福祉サービスを提供しておられるNPOの皆さんにも参考になると思いますので、是非資料をご覧下さい。

 

アンケートに関するご協力お願いについて

1_「足紋」アンケートに関するご協力お願いについて

 

南海トラフ地震被害予測自治体に対する「足紋」に関するアンケート結果

6_南海トラフ地震被害予測自治体に対する「足紋」に関するアンケート結果

 

技術レポート「足紋」の活用について

5_技術レポート「足紋」の活用について

 

全国足紋普及協会の活動ご案内

2_全国足紋普及協会の活動ご案内

 

「足紋」資料集

7_「足紋」資料集

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