鵜烏(うのとり)神楽とは岩手県普代村(ふだいむら)にある鵜烏神社で奉納される権現舞
(ごんげんまい)で岩手県宮古(みやこ)市にある黒森(くろもり)神楽と共に
「陸中海岸地方の廻り神楽」として文化庁に無形民俗文化財として登録されている
とても貴重な神楽です。
鵜烏神楽と黒森神楽は交互に北回り(岩手県久慈市まで)と南回り(釜石市まで)を
一年交替に市町村を約2か月間かけて巡行しています。
その巡行が【釜石市箱崎町白浜(はこざきちょうしらはま)地区】に来るという事で
鵜鳥神楽も黒森神楽も見たことがなかった私は是非行ってみよう思い出かけて来ました。
宿主の方のお話では、写真の権現様(ごんげんさま)は、震災の津波で
箱崎地区の海岸に流れ着き、ご当家の方が拾い集めお預かりしていたのだそうです。
また、震災以降舞われていなかった箱崎白浜虎舞もこれを機に復活をし、
権現様に奉納されました。
初めて見た鵜烏神楽は、軽快なリズムにのって舞われ神楽に想像以上に感動しました。
震災で巡行も危うかった鵜烏神楽を見る事が出来、とてもうれしく思いました。
是非、来年は黒森神楽を見たいと思います。