12月7日、14時から南極の昭和基地と【釜石小学校】を通信衛星を使って
交信を行う授業が行われました。教室に集まったのは5、6年生。
南極との時差6時間、季節は夏です。
昭和基地は朝8時、朝食をすませたばかりだそうです。
現在の昭和基地付近。
今回の南極との遠隔授業のきっかけを作ってくださった
NPO法人パレスチナ子供のキャンペーンの三原さんと
認定NPO法人BHNテレコム支援議会の横野さんです。
それから今回の通信を担当される、若生(わこう)さん。
(なぜか南極地域観測隊の冬の服装で現れました。)
横野さんと若生さんは実際、南極地域観測隊員として行かれた方々です。
南極昭和基地の近藤さんです。
通信が始まる前に南極の氷がまわってくると、生徒達も珍しそうに集まっています。
私も子供達と一緒に見てみると、
南極の氷は空気が圧縮されて入っているので溶ける時に「パチパチ」と空気の
弾ける音がします。(子供たちには飲まないようにという注意がありました。)
昭和基地との交信が始まると子供達は必死にノートをとったり、
画面をくいいる様に見たりと真剣です。
昭和基地には現在30人の方がいるそうで、病院もあり2名の医師がいるそうです。
なんと1名は女性だそうです。
1994年4月以降「環境保護に関する南極条約議定書」により、南極の生態系を守るため
植物・動物などは持ち込めないそうで、現在は「犬ぞり」は使っていないそうです。
子供達から「南極の今までの最高気温は何度ですか」や「3月11日に南極の動物に
何か変化はありましたか」などの質問が上がりました。時間の関係で4人にまで。
ちなみに・・・・。
南極の今まで最高気温は10℃、3月11日は何の変化もなく地震の事はニュースで知ったそうです。
BHNの横野さんが
「子供のころから南極に行きたいと思っていたその夢を実現しました。想いは叶います。」
と力強く話していました。
子供達はもちろん私達にも心に響くものがありました。
将来この中から南極に行く人が出るかもしれません。とても楽しみです。