ひとりの外国人カメラマンと会った。
声をかけると、遠くアメリカのカリフォルニアから来たそうだ。
僕のファー フロム パーフェクトな英語で会話を試みると、
彼もまたカリフォルニアで写真店を営んでいるという。
彼は「店ノ跡ヲ見セテクレナイカ?」
と言った(ような気がした)ので、僕は彼を店の跡へと案内した。
何も無くなった跡地を見て、彼は何カットか撮影した。
僕もそんな彼を撮影した。
彼は壊れたカメラの山を見て、
「コノ中判カメラハ『マミヤ』カ?」
と聞いた(ような気がした)ので、
「コレハ『ゼンザブロニカ』ダ。コノカメラヲ知ッテイルノカ?」
と僕は言った。
彼は「アァ、知ッテイルトモ、オフコース!トテモniceカメラダ。ナンテ酷イコトニナッテシマッタンダ。。。」
と言った(ような気がした)。
僕は「確カニコレハtoo badナ状況ダケド僕ハモウ一度、店ヲ始メヨウト思ッテイルンダ。」
と言うと、
彼は「必要ナ物ガアッタラ、ナンデモ言ッテクレ。地元ニ帰ッタラ仲間ノ写真家ニモ声ヲカケテミルツモリダ。」
と言ってくれた(ような気がした)。。。
[place]tadakoe [camera]leica m3 [lens]elmarit 28mm f2.8 [film]fujifilm superia400