晩年、父は左半身不随になりながらも、
リハビリを繰り返し自立しようと努力をした。
自由にならない体を何とか動かそうと、
時折笑顔も見せながら、苦しくも明るくリハビリに取り組んだものだった。
そしていつしか車椅子で店へ出てくるようにもなった。
僕はそんな父を誇らしく思うし、その父の自立しようという強い意思を受け継がなければならないと思う。
今度は僕が自立しなければならない。
父のようにあきらめず、地べたを張ってでも前へ進まなければならないのだ。
[place]o'machi [camera]leica m3 [lens]elmarit 28mm f2.8 [film]neopan400 prest