
不足している物資の聞き取りに箱崎方面へ行ってきました。
箱崎地区も津波の被害が甚大で、残っている家はほとんどありません。
(この写真は4月6日に撮影したもの)
現在箱崎地区では避難所の他、4軒の家に被災した方々が集まって生活しています。
そのうちの1軒の家に今日はおじゃまして、お話を伺ってきました。
電気や水道がない中で、皆で協力しながら生活していました。
そして、不足している物資は洗剤やシェービングクリーム、
化粧水や乳液といった日用品が多く見られました。
携帯電話は使えるのですが、充電ができないため非常に困っていました。
ソーラーの充電器などがあれば助かります。
ところで今回お伺いした方の家は、明治8年に建てられた非常に歴史のある家で、
明治の三陸大津波、チリ地震津波などでも被害を受けなかったそうですが、
今回の津波では1階の床まで浸水したそうです。
高台にある家なのですが、ここまで水がくるぐらいですから・・・
本当に大きな津波だったことがうかがえます。
帰り際、最近山菜が出始めたということで、「ばっけ味噌」の話に。
ちなみに「ばっけ」とは「ふきのとう」のことです。
各家庭で様々な味付けがあるのですが、とても美味しくお土産までいただいてしまいました。
今度は「たらっぽ」(たらの芽)が出たら、またみんなで食べましょう!
と約束して帰ってきました。
いち早く不足している物資を届けられるよう私たちも努力したいと思います!