海図第一号がやってくる!!の展示会が27日から釜石市民文化会館で行なわれています。
初日はオープニングセレモニーが行われ、明石龍太第二管区海上保安部海洋情報部長はじめ、
関係者らによってテープカットが行われました。
その後、中ホールで講演会が行われ、明石部長が「安全な航海のための海図作り」
また、釜石市教育委員会の森一欽文化財調査員が「海図第一号『陸中国釜石港之図』と題し
それぞれ講演しました。
市民文化会館の2階、第3研修室には、海図のほかパネルや当時測量に使われていた計測器など
が展示されています。
上の写真が海図1号の原版(銅板)
釜石が海図第一号の地に選ばれた理由は、すでに洋式高炉による銑鉄の生産に成功しており、
官営製鉄所の開業を間近にしていました。また、当時の釜石港は開港していた函館と東京を結ぶ
中間補給地点として重要な港となっていたことがあげられるそうです。
尚、この展示は9月2日まで行なわれる予定です。