2月22日(水)、実は振り返りって1番大事!!
KPT手法を活用した次の実践につなげていく「ふりかえり」を
開催しました。
釜石市・大船渡市で活動するNPO法人・市民活動団体、12名の皆さ
んが参加されました。
講師はいちのせき市民活動センターセンター長の小野寺浩樹さんで
す。みなさん、手法はともかく「ふりかえり」を行ったことはあり
ますか?市民活動団体にかかわらず、仕事でも一つのプロジェクト
が終わった時などに反省会をやるところは多いと思います。反省会
を行った時、どうしてもうまくいかなかった事や失敗した理由だけ
をまとめて、まさしく「反省会」となっていませんか。
でも、うまくいった事や良かった事も一つや二つはあるはず。
KPTは(Keep)これからも続ける良い点、(Problem)今後改善が
必要な問題点、(Try)これからやってみたい点の視点から「ふりか
えり」を行う手法です。
今回はチームごとにパスタ、マスキングテープ、マシュマロを使っ
て、自立した高いタワーをつくるというミッションを行います。
まずはチームでどのようなタワーをつくるのか話し合いを行い、限
られた時間の中で用意スタート。
20分後・・・。
残念ながら完成したチームはありませんでした。
ここからが本題。この作業工程でKPT手法を活用し「ふりかえり」
を行います。自立したタワーをつくるにはどうしたらいいのか。
1回目の挑戦の際に、これはよかったと思えた事、ここは改善した
方がいいと思った事、先ほどはやってみてないけどやってみたらど
うという事をみんなで出し合い、2度目の挑戦にむけて作戦会議を行
いました。
さぁー、再挑戦です。
今回は全チームタワーが完成できました。一番高いのは・・・。
「ふりかえり」をしたことでよい結果につながったという体験をす
る事で実務にどのように活かしていくのかが重要です。
「普段の業務が忙しくて、ふりかえりの時間を持つことが難しい」
「一人で事業をまわしているのでやっていなかった」
というお話しも聞きます。
一人でもふりかえりは出来ます。ふりかえりは、次の実践につなげ
ていくためにも、とっても大事なことですし、出来れば事業に係る
みなさんで行うことが大切です。
参加した団体さんから「早速、やりますよ」という、うれしいお言
葉をいただきました。
この年度末、地域で活動するみなさん、次年度に向けて団体での
「ふりかえり」を是非行ったいただきたいと思います。
この事業はタケダ薬品×日本NPOセンター協働事業
「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」の助成を
受けて実施しています。