9月26日(月)、第7回NPO勉強会『ワークショップだけじゃない。
ミーティングや会議の場面にも活用できる!ファシリテーション講座』
の2日目を開催しました。講師は地域社会デザイン・ラボ代表の遠藤智
栄(えんどうちえ)さんです。
釜石市、大槌町、陸前高田市で活動するNPO団体のみなさん10名が
参加されました。
本日の始まりはファシリテーショングラフィックを活用した、話し合い
の中で意見を「描いて見せる」こと。
人が話していることを一字一句書きとるって難しいですよね。
その話しの中で重要なことや要点を押さえて書きとる事が「ポイント」
である事を改めて学びました。
また、文字の太さや色、線や矢印、イラストの活用も有効的でした。
会議やミーティングはもちろん、みんなで話し合う場では対立する意見
が出来る場面は多くあります。
そんな時、どのようなファシリテーションを行うとよいのか、迷ってし
まう事があります。
今回はフレームワークを活用し、A案、B案どちらかに決めるのではな
く両案を含めたメリットのあるC案を考え出すというワークを行いまし
た。話し合いの時には見えなかった事が具体的に見えてくる。
するとチームの中で新たな考えが本当に出てくるのです。
『視覚化』するとチームの認識を合わせる事がスムーズになるように
思いました。
午後は2日間のまとめとして、ファシリーテーションの実践です。
疑似テーマをチームごとに決められた時間の中で会議を行います。
ファシリテーター役、参加者も2日間学んだ事を意識しながら
会議を進めて行きました。他チームが会議を行っている様子を
チェックシートと照らし合わせながら見学をしました。
「会議を客観的に見る」という事はなかなかないので、とても
よい経験となりました。
この2日間で自分たちにより身近なミーティングや会議で活用できる
ファシリテーションを学びましたが、ファシリテーションはまだまだ
たくさんの場面で活用できると思いました。
参加されたみなさんから「早速、実践してみましたよ」と、
うれしいご報告もいただきました。
今後のNPO勉強会もみなさんが『実践出来ること』を意識した講座を
開催したいと思います。
この事業は「赤い羽根災害ボランティア・NPO活動サポート基金」
の助成を受けて実施しています。