7月21日(火)、平田第6仮設パークホールにて「釜石・大槌大学」開校記念講演会が行われました。
釜石・大槌大学とは@リアスNPOサポートセンターが平成27年度復興庁「心の復興」事業として
釜石・大槌地域のみなさんが自信を取り戻し、これから活気ある地域を築くために地域外の
みなさんと交流を深め、お互いに学び合う場として開催するものです。
本日の開校式を皮切りに来年(2016年)2月まで仮設住宅団地や復興公営住宅を
中心にさまざまな交流の場を展開していきます。
今日は開校式という事で「釜石・大槌大学」ってなに?というところから説明を
釜石・大槌大学事務局長兼大学コーディネーターでありNPO法人神戸まちづくり研究所
元 関西大学 商学部 准教授の三谷 真さんに説明をしていただきました。
「地域に大学が出来るわけではないんですよ。」の出だしにみなさんから笑いがおこり、
ちょっと緊張ぎみの受講者さんも和やかな雰囲気に変わりました。
この後、岩手県沿岸広域振興局の佐々木和延局長から本校の学長として挨拶がありました。
記念すべき1限目は「市民目線によるまちづくり」と題して、
阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター上級研究員の小林 郁夫先生にお話をいただきました。
阪神・淡路大震災からの教訓や「復興まちづくり」に市民がどのように関わってきたのか学びました。
●平常時にやっていないことは非常時だからといってできるわけではない。
普段から練習をつんでいなければ本番には出来ないという事を、改めて知った。
●自分ができることは自分でする。
自分でする事以上に確かなことはない。
また、仮設住宅団地や復興公営住宅の住民さんが孤立しないために交流できる場所として
「ふれあいセンター」や復興公営住宅内に段々畑をつくり、住民さんがみんなで顔を合わせるきっかけを
つくった事例など、これからの地域に必要なヒントを頂きました。
2限目は「この夏を健康に過ごす方法」と題して、脱水症状と脳梗塞について
金沢医科大学 地域医療学・呼吸器内科講師、釜石市健康福祉部地域医療担当部長
釜石のぞみ病院 内科医師の高橋 昌克先生にお話をいただきました。
この日も気温があがり会場も室温があがり、みなさんには水分補給をしっかりとってもらいながら
受講していただきました。
室内にいるからといって水分補給をしないと脱水症状がおこるのだそうです。
受講者のみなさんには、今日の講座を活かして、この夏を元気に過ごして頂きたいです。
今回は、仮設住宅団地の住民の皆様約30名に参加いただきました。
今後は、釜石と大槌の仮設住宅団地を中心に講座を開催する予定です。
次回の釜石・大槌大学は8月19日を予定しております。
詳しい内容が決まりましたら、お知らせいたします。