7月11日、~神戸19年の復興から学ぶ商店街の復興! ~
【神戸南京町の景観まちづくり】と題した復興カフェ第11弾が
「みんなの家 かだって」にて開催されました。
昨年7月から計5回にわたり、商業者の皆さんと一緒に学んできた復興カフェ。
今回も多くの方にご参加いただきました!
ゲストスピーカーには、株式会社まち空間研究所の代表取締役である白井 治(しらい おさむ)さんに
お越しいただき、「景観」をキーワードにご自身が携わった神戸南京町(なんきんまち)で取り組んできた、
協働のまちづくりとその成果についてお話し頂きました。
南京町は神戸市中央区の元町通と栄町通に挟まれたエリアの名称で、
横浜、長崎に並ぶ日本三大中華街の一つ、神戸の観光スポットとして永く愛されている地域です。
南京町まちづくり計画の骨子となったのは、グルメが基本・本物志向・街ごと楽しめる・
もてなし(ホスピタリティ)・クリーン(ゴミを減らしルールを守る)の5つです。
白井さんはこのことが非常に重要だとお話され、多彩な異国文化とのふれあいや賑わい、
異国情緒を活かした界隈性のあるまちを目指し、それに伴い電柱美装化・細街路整備・
広場再整備・夜景演出等の様々な工夫を凝らし、南京町の復興及び形成を果たしてきました。
特に響いたのは、景観価値の共有というキーワードです。
街並みが統一されているというのは一番にそこで生活する人にとって心地良く、また一体感が
生まれることによって協働の意識がより芽生えるのではないかと思います。
なお、毎回商業者対象の復興カフェに神戸から来てくださっている天川 雅晴(あまかわ まさはる)さんと
三谷 真(みたに まこと)さんから、南京町のまちづくりは釜石の街の復興へのヒントがいくつもあり、
機会があれば是非一度、神戸南京町を訪れてほしいとお話ししていました。
商業者対象の復興カフェは今回で一区切りとなりますが、今まで学んできたことを活かしながら、
皆さんで釜石の商店街の復興へとつなげていきましょう!