8月11日(土)釜石市鈴子(すずこ)公園で「第2回 三陸海の盆」が開催されました。
オープニングでは、静岡英知女学院高等学校の生徒さんによる、ハンドベルのやさしい音色
に包まれてからの始まりでした。
開会式では、実行委員長の赤崎光男さんが、「震災で亡くなられた人たちは、今、空の上
からお祭りを見て楽しんでいますよ。」とご挨拶。
つづいて釜石市の野田武則市長さんが、「私自身、昨年の3月11日の時に、ちょうど議会が
あり市庁舎にいて無事でした。もしも議会がなかったら、どうなっていたか分かりません。」との
事です。
郷土芸能の公演が始まり、桜舞(おうぶ)太鼓や神楽、鹿子踊りなど各団体のさまざまな
芸能が一堂に披露されました。
釜石の祭りと言えば、やっぱり “虎舞” ですよね。
地元の人にとっては、物心ついた時から目にし、そして身体にしみついています。
合同大祭終了には、仙寿院の住職さんによる法要が行なわれ、会場にいらっしゃった方々と
スタッフの方が静かに参加していました。
辺りが暗くなり始め、ステージだけが真っ白く浮び上がり幻想的な中での法要でした。
震災で犠牲になられた方を供養し、被災地と支援者がひとつになり“想い”を共有した真夏の
ひとときでした。