1月24日(土)、【子ども街づくり倶楽部】のメンバーが釜石市長を訪問し、 提言書を提出しました。
10時「みんなの家 かだって」に集合し、手順の確認を行い釜石市役所に向かいました。
笑みを浮かべていたメンバーですが、 市役所が近づくにつれ、口数も少なくなって
「緊張してきた~」と言い出しすメンバーも。
11時、釜石市長室を訪問。
釜石市から野田市長を始め、若崎副市長、小友復興推進本部復興建設技監、
吉田市民生活部長が同席され、子ども達の提言についてお話を聞いて下さいました。
野田市長から今回、出された「街灯が少ない」「避難用看板がない」「運動場が少ない」という
意見は釜石市全体の課題であり、大人からも意見がだされていた。
「通学路の街灯については、震災後、街灯はもちろんのこと住宅や商店も少なくなり被災地域に
灯りが少ないことの要因の一つです。避難看板については、新しい看板のデザインに是非協力を
お願いしたい」という話がありました。
この件については、後日釜石市より連絡をいただく事となりました。
あっという間に1時間が過ぎ、子ども達の提言書提出は終わりました。
終了後、ほっとした彼らに野田市長が話しかける場面もありました。
みんなの家に戻った彼らから、
「やりとげたという達成感でいっぱいだ。」「とても気持ちがいい。」「なんかすがすがしい気分だ」と
1年間頑張ったからこその言葉が出てきました。
みんなの笑顔が輝いて見えました。
今回の提言書は【子ども街づくり倶楽部】のメンバーが大平中学校(おおだいらちゅうがっこう)
の生徒でしたので、平田(へいた)地域を中心に意見をまとめました。
しかし、釜石市内には5つの中学校2つの高校があり、その地域で復興について思いのある子ども達は
まだまだいると思います。その子ども達に「まずは想いを伝えること」の重要性を気付いてもらう大きな
機会となりました。さらに、5人の先輩の活動から始まった「子ども街づくり倶楽部」の大きな一歩となりました。
3月の春休みには昨年5月に行った
かだって×語って~みらいのまちをぼくらが創る~復興庁の人に聞いてみよう!!
でお世話になった復興庁の田村さんをゲストスピーカーにお迎えし報告と復興カフェを行う予定です。