【あの日を忘れないために未来への記憶を積みかさねる為に釜石の今を焼きつけて欲しい】
の想いを胸に、第1回【かまいしウォークicadatte】が平成25年6月9日(日)開催されました。
当日は快晴の空の元、約90名余りの方々にご参加をいただきました。(ありがとうございます!!)
スタート・ゴールはインターネットdeかだって。今回のイベントで配られたお水「山華の雫」は
有限会社 八幡総業様からご提供頂きました。
さぁ、いよいよスタートです!!
今回は、事前にスタッフが下見をしていたコースの中から、当日の状況に合わせたコースを
選んで歩きました。
青葉ビル前=薬師公園=のぞみ病院前=大渡橋=大渡り商店街=釜石消防署
のん兵衛横丁跡=みんなの家・かだって(休憩・かたりべ)=釜石市役所前=避難道路=浜町
東前=市営釜石ビル=只越町商店街=市民文化会館前=青葉通り
=インターネット de かだって = GOAL!!
今回のコースの最大の難所?!”薬師公園”です。 この場所で当時の状況を改めて聞きました。
逃げるのは自分一人ではなかった事。子供、お年寄り、様々な状況と人の渦の中で
いかに生き抜いたか…。
避難道路からの眺めです。
震災から2年3ヵ月余り、現在の釜石東部地域は未だご覧の通りです。
コースの途中にある[みんなの家・かだって]で地元商店街の「昭文堂さんこと小林重喜さん」
(こばやししげきさん)に震災前や震災当時の街の様子を話して頂きました。
釜石の終戦からの復興、そして震災からの復興。大丈夫、釜石はまた立ち上がる!!
私はこのブログを書くにあたって、震災当時のあらゆる動画を何度も見直して見る事にしました。
自分自身が、その時の感情に蓋をしてしまって居た為です。
(中には、(私の)自宅が波にのまれていく様を写し出している動画もありました。)
「人には忘れて欲しくはない。」でも「自分は、思い出したくはない。」この二つの感情と
いつも戦って居たように思います。
一瞬にして無くなってしまった私たちの家、街、生活。
参加された皆さんの目にはどの様に映ったのでしょうか?
最終ゴール地点ではゴール受付の後にトン汁が振る舞われました。
具だくさんのトン汁は、とっても”うんまがったぁ”(*^_^*)
【かまいしウォーク i cadatte】は阪神淡路大震災の被災地、神戸で継続的に開催されて
いる《こうべあいウォーク》が基になっています。今年1月、こうべあいウォークに参加させて頂
いたスタッフが、釜石でも開催したいという思いを抱き、それを後押しして下さったのが、
神戸の皆さんでした。
かまいしウォーク i cadatte
あの日を忘れないために。
未来への記憶を積みかさねるために。
釜石の今を焼き付けて欲しい。
参加された皆さま、神戸、中越の皆さま、本当にありがとうございました。