突然ですが・・・ここは、何があった場所だったかお分かりですか?
大町と言えば、釜石の中心街でした。
「釜石らーめん」店が軒を連ねていたり、近くにはホテルが2軒あるせいか、スーツを着た
出張族さんが歩いていたり、賑やかな飲み屋街の辺りでは週末ともなると、この釜石の
どこにこんなに人が居たのかと思うほど活気がありました。
たくさんのイベントやコンサートが行われていた釜石市民文化会館もこの大町にありました。
本当に、本当に、賑やかでした・・・。
さて、至る所にヒントが見えますね。”斜めのスロープ”らしき物とか”出口”とか。
【インターネットdeかだって側から見た、大町駐車場】
被災して取り壊しになった大町駐車場ですが、
私達がいつも情報を発信しているインターネットdeかだっては、
斜め向かいのこんなに近くに在ります。
大町駐車場とはほんの数メートルの距離ですが、被災してしまった建物と、そうでなかった
建物の明暗の差がはきっりと分かれました。
昨年から解体が始まって残す所あと、1/5程。
今は、この看板があるから「ここに○○が在った」と分かりますが、これも無くなり更地になったら、
アッと言う間に私達の記憶から消えて行ってしまうのでしょうか?
以前は、よくここに車を置いては近くの喫茶店で”ジャンボパフェ”を食べに行ったり、居酒屋へ
飲みに行ったりしたものでした。駐車時間をオーバーして締め出しをされた事もしばしば。
色んな思い出が詰まっていました。
今もなお、街のあちらこちらでは大きな建物の解体が進んでいます。
建物が無くなる度に、その時の傷を見なくて良くなる反面、以前の温かい思い出も無くなって
しまう様でなんとも切ないですが、新しい街へと姿を変える為の第一歩なんだと・・・考え、進む
しかないのですね。
がんばれっ、釜石!! がんばれっ!!