今回は唐丹公民館で活動している「唐丹・愛ちゃんネットクラブ」をご紹介します。
【写真】
右上:小原さん(会長) 左上:新沼さん(事務長)
右下:中山さん 左下:上村さん
【スタッフ】
愛ちゃんネットのこれまでの活動の経緯を教えて下さい。
【新沼さん】
平成13年度から進められた国家プロジェクト「e-japan戦略」に基づき、釜石市では
第五次釜石市総合計画「スクラムかまいし21プラン」に盛り込むかたちで
唐丹公民館でも「パソコン講習会」「個別指導」が行われました。
その参加者が中心となって「愛ちゃんネットクラブ」の発足となりました。
「愛ちゃんネットの愛=ITのI」なのです。
(私は誰かのお名前かと思っておりました。) ^^;
その後、地域ITリーダー派遣制度が3月に終止符がうたれてしまいまして・・・・。
ですがクラブの会員の方やフリーのパソコン利用者などから、
折角覚えた事のレベルアップをしたい。他の事も習得したい。
なんとか継続できないものかと声もあり、
「愛ちゃんネットクラブ」の名称は残し再結成しました。
【スタッフ】
唐丹の伝説をまとめていると伺ったのですが。
【新沼さん】
派遣されていたインストラクターがいなくなったので、
会員の皆さんが先生であり生徒でもあるわけです。
ただ集まって文字を打つだけではつまらない。
パソコンによる文章作成を習得した証と民話を伝承する狙いを
含めて冊子を作成する事にしました。
【スタッフ】
唐丹に民話があったんですね。
【新沼さん】
当時『釜石民話の会』会員で唐丹町片岸に在住の方に聴き取りしたものを
平成18年10月 「大石の金持ち・わかた」をはじめに
平成22年 2月 「あんこ、おら死にてぇ」までの全24集を完成させました。
【スタッフ】
皆さんで写真の取り込みから編集までされてすごいですね。
【新沼さん】
写真を撮るにも実在の場所に出向くのはもちろん
夕暮れ時や夜中・明け方とその話の情景に会う様にと
かなり苦労しました。
【スタッフ】
出来上がった冊子はどこで見る事が出来るんですか。
【新沼さん】
唐丹公民館・市立図書館・唐丹小学校・唐丹中学校・市役所・
岩手東海新聞に寄贈させていただきました。
また、お問い合わせ頂いた方に販売もしておりました。
【スタッフ】
民話集の作成はこれで一段落との事ですが、
この後の活動はどうされるんですか。
【新沼さん】
唐丹湾の岬などには色々な名称がついています。
そのそれぞれの名称の由来をまとめようと思っています。
【スタッフ】
これはすごいですね。
完成時には是非また取材をさせて下さい。 ^^
今回取材にご協力いただきました 「唐丹・愛ちゃんネットクラブ」の
小原さん・新沼さん・佐々木さ ん・中山さんありがとうございました。
※唐丹公民館では他にもさまざまなサークル活動を行っております。
9月10日・11日は公民館まつりが行われるそうです。